雀士流不運のすごし方


さいふうめい著「運の出し入れで勝負が決まる 人生逆転の必勝法」から
今回は「不運を味方にする」と言う項目に注目してみました。

下降運のすごし方

 とにかく下降運に入ったら何をやってもダメ。むしろ、病気も事故も遭う確率も上がるから用心しないといけない。
 ここで、私たちは学校で努力すれば、結果がでることをすり込まれているが、運の停滞期には結果がでないのが当たり前。まじめ人間はここで、パニックを起こして、焦って何か行動起こして失敗したり、絶望して土俵を降りたりするが、どっちもダメ。
 負けても、しのいで次の上昇に備えなければならない。
 私にしても、今下降運にいると自覚しているので、あてはまることがほとんどでした。
 でも、あんまりにも結果がでないので、焦っていろんな本を読みあさりました。
 ですが、目標達成の本や、自己啓発の本はほとんどは成功することを前提に書かれているので、運気が悪くて達成できない時にはどうすのか。何も教えてくれないんですよね。

心は鍛えても無駄

 この章で一番残ったのは、

「心は鍛えようとしないほうがいい」
という項目です。この言葉にもはっとしました。
大概の本はメンタルを強くしようという提案とその方法について書かれてますよね。
 いや、しかし、私自身メンタルの本いくら読んでも、実際強くなった実感ゼロです。
 禅や瞑想でメンタルが強くなるのは元々強くてそれが、実践することで才能が開花した人だけ。なるほど、そう言われればいくら時間とお金を使っても強くなれんワケやね。
 どんなに苦しい環境におかれても、そりゃ心さえ強かったら、生きていかれましょうけど、そんなに人間強くないみたいです。
千日回峰業を成し遂げた大阿闍梨塩沼亮潤さんが、俳優の渡辺大さんが悩んでいで相談に行ったところ「走れば悩みなんかぶっとんじゃうよ!」
 とおっしゃったそうで、実際、フルマラソンを完走後も常に笑顔を絶やさない。こんな人に凡人がなれようがないんですな。
 さいふうめいさんに言わせると、ヨガや禅の修行して極められるのは、その「命」を受けて生まれている人で、元々心が強くなる素地を生まれつき持っている人が修行によって開花しただけ。多くの人はそこまで行かないどころか、途中で投げ出してしまうのがほとんど。まあ、私も投げ出した方の口なんでうなずくしかありません。何度か禅の修行をやってはみたものの、眠くなっちゃっていつも船漕いでダメでしたね。
「心は鍛えようと思わない方がいい」
の一言は本当に救いでした。長らく続いたメンタル強化のためになにかノウハウを探しまくるという無断な時間とお金を使わなくてよくなりました。
「くよくよする自分に百点をつけるのだ」
 え、いいんですか、クヨクヨする自分に◎つけて?
 はじめて救われたような気がしました。クヨクヨする自分にいつも自己嫌悪してきたので。
 運不運の流れは、実際にあると思うし、
自己啓発の
「信じて行動すれば夢は絶対叶う」
 というお題目にはどうも納得できなくて、違和感を感じていたんで。実際、現実社会行動してやってみても、うまくいかない方が多いのです。今まで自営業で30年やってきた実感です。
 さいふうめい・阿佐田哲也運理論にはいつも目を開かされるばかりです。
 阿佐田哲也を語りながら私麻雀一度もやったことないんですが、高校時代に阿佐田さん別名の色川武大名義の
うらおもて人生録 (新潮文庫)
が愛読書で、ボロボロになるくらい読んで、今、二冊目を購入してそれも既にボロボロです。
 下手な精神論より、実際にギャンブルの修羅場をくぐり抜けて到達した人生観なんで重みが違うんですよ。
 とくに運気が低迷しているときには、いっそう腹に染み渡る気がします。




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