8月26日「情熱大陸」は生物ライター平坂寛さんの大人の自由研究

毎日放送の「情熱大陸」の8月26日(日)放送では生物ライター・平坂寛(ひらさか ひろし)さんを取り上げます。

平坂寛さんの信条は「五感を通じて生物を知る

珍しい生物はもちろん知られているがあまり誰も口にしたことのない生物を、捕獲するだけではなく時には身体を張って食したレポートが人気を集めていいます。

平坂寛さんのプロフィール

名前:平坂寛(ひらさか ひろし)
生年月日:1985年
年齢:32歳(2018年8月時点)
身長:176㎝
体重:74㎏
高校:長崎北高等学校
大学:琉球大学理学部海洋自然学科
大学院:筑波大学大学院生命環境科学研究科
出身:長崎県

平坂寛さんが生物ライターになるまで

生き物好きになる環境が育っていた

平坂寛さん著「喰ったらヤバいいきもの」によると、お父様は古本屋さん。生き物好きでトマト・キュウリなどの家庭菜園をしたり、シイタケを育てたり、ミツバチを飼ったり、平坂さん曰く『ひとりDA●H村』みたいな人。

お母様は大学の水産学部で「ヤムシ」というプランクトンの研究をしていたそうです。

母方の祖父母は昔にブラジルに移住しており、20代の前半に長崎の大学に研究者として留学。長崎で古本屋のお父様と出会い、結婚、平坂寛さんが生まれたというわけです。

生き物好きの家系のせいか平坂寛さんは物心つく前からマニアックな生き物を捕まえていたそうです。
両親はそんな平坂寛さんに一度も生き物を捕まえることをとがめなかったそうです。のびのびと自分の感性を育てていったようですね。

通っていた幼稚園の先生も『カナヘビ』という小型のトカゲを捕ったりしても、怒らず
「寛くん、カナヘビ捕まえてすごいね!」
「大人になったら、博士になれるね!」
全然、叱らずに褒めてくれました。やっぱり子どもって褒めると伸びるのかな。

小学生時代のブラックバス釣りが転機に

小学5年生の時、祖父母の家の近くの池に外来種・ブラックバスがいると聞きつけ、釣りに挑戦。裏山でミミズを捕まえ、針に付けて投げ込むと、5、6匹の収穫が!
「こいつどんな味がするかな……」
当時、「食べられない魚」として釣っても川に返すのが常識だったブラックバスを食べることにしました。
お母様に三枚におろしてもらって、フライに。すると、意外にも
「美味い」
淡水魚なのに海水魚の味がしました。
「見た目に左右されずに、いろんな生き物を食べてみよう」

生き物を姿は自分の目で見て、触れて、確かめてみないと分からない。まずは自分でやってみる。確かめてみる。それでこそ正しく知ることができる。そう思うようになりました。

もっと生き物のことを深く知りたいと思い実家の古本屋で自然科学の本・図鑑を読み漁ります。
バイブルは
『ファーブル昆虫記』
『白土三平フィールド・ノート』
ジェラルド・ダレル著『積みすぎた箱舟』

憧れはつのり、

「世界中を回って、見たことない生き物に出会いたい……!」

図鑑の監修者や著者のプロフィールには大学教授の肩書があります。必然、生物学者になるため大学進学の道をめざします。

暗黒の中学・高校時代

しかし思春期に入って生き物と触れ合う時間が激減。
同性異性の他人の目が気になる年頃です。
変なヤツと思われたくなくて、中学はバトミントン部、高校は弓道部。
モテないの恐れ、ヤバい奴と思われるの恐れ、生き物好きを押し殺していました。

唯一のハケ口が蜘蛛の餌やり。部活の帰り道、バッタや蛾を捕まえ、自宅の蜘蛛に食べさせ、その様子を見ていたそうです。

やっぱりヤバい!

でも、学校ではバレませんでした。クラスメイト・下級生から告られても全部断っていました。

ヤバいやつらの集まり大学・大学院時代

平坂寛さんは沖縄県の琉球大学理学部自然科学科へ進学。生物の多様性「バイオダイバシティ」の研究へ。
生き物大好きな連中の集まりで、
「ヒトデ好き」「受験勉強せずにバードウォッチング」「ひたすら虫捕り」

沖縄の海へ行き危険生物・魚を捕って観察して触れた後、「食べてみる」――平坂寛さんの今にいたるスタイルが大学時代に確立しました。

その後、茨城県の筑波大学大学院に進学。だが、そこではじめて壁に――

ひとつのテーマ、一種類の生き物の研究に絞れない。
研究者に向いていない。「広く浅く」「なんでもかんでも知りたい」
大学院のアロワナの研究も頓挫。宙ぶらりん状態に。

生物ライター・平坂寛の誕生

途方にくれていた頃、ニフティ運営のエンターテイメント系のサイト「デイリーポータルZ」のライター募集に応募。

もともと生物についての本を出すことが夢だった平坂寛さん。生物の本を出すには研究者の道しかないと思いこんでいたのです。

「別に、研究者にならなくても、本書けるじゃん!」

2011年3月「超かわいいカタツムリを探して」で生物ライターデビュー。
大学院を休学し、ライター業をやれるとこまでやる決意をします。

平坂寛さんの記事が読めるサイト一覧

デイリーポータルZ

平坂寛さんが編集長をつとめる

モンスターズ・プロ・ショップ

平坂さんの記事だけでなく、様々な記者が様々な生き物を紹介してくれます。

平坂寛さんの著作

平坂寛さんの著作は現在3冊出版されています。

取材先では、自動車のタイヤがバーストしてあわや大事故になりそうになったり、暴漢に襲われたり、人間の身体に合わない脂のついた魚を食べてオムツに大量の脂を漏らしたり……

まさに身体をはったレポートです。

喰ったらヤバいいきもの 深海魚のレシピ: 釣って、拾って、食ってみた 外来魚のレシピ: 捕って、さばいて、食ってみた

平坂寛さんの生物への思い

平坂寛さんは子ども記者のインタビューでこう語っています。

僕はそんなに食べることにこだわってないんです。僕の最終目標は食べることではなくて、その生き物のことを「知りたい」から。知ってたくさんの人に「伝えたい」から食べているんです。それで生き物のことを好きになってくれる人が増えればいいなと思って活動しています。(中略) 僕ひとりでも絶滅危惧種を守りたいけれど、それは正直難しい。でも、生き物の研究者や好きな人が増えることで生き物を守ることになると思うんです。今より10倍生き物が好きな人がこの世に増えたら、今の10倍のスピードで保護が進むかもしれない。10倍の生き物を守れるかもしれない。

ただただ、興味本位で未知の生き物に触れているんじゃないんですね。心底には生き物に対する深い愛があるんですね。

まとめ

平坂寛さんの著作・記事を読むと同じ魚・生き物でも美味しかったり、激マズだったり様々です。本当に人間の口に合うものって少ないんだなあって思いました。

いま食卓に並んでいる食材でも、人類の先祖の誰かが一番最初に食べたから、まずいうまいが見分けられたんでしょうね。まさに、食べてみないと分からない。

平坂寛さんの仕事はまさにそんな人類と食べ物の原始的な出会いを再現していると思います。

これからも身体をはった挑戦、応援したい!




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