「もしドラ」著者岩崎夏海さんに学ぶ 壁を破るたった1つの方法

 
「もしドラ」はなぜ売れたのか?
 
  

 270万部は必然だった。人生最大の挫折がなければ「もしドラ」の成功はなかった

 
ま、いっかけんま、いっかけん(@maikka0511)です。

通称「もしドラ」270万部を突破したオバケヒット小説。
 
の著者の新書まずいラーメン屋はどこへ消えた?「椅子取りゲーム社会」で生き残る方法 (小学館101新書)を読んで、岩崎夏海さんに再注目するようになりました。いずれこの本もブログに取り上げるつもりです。
 
「もしドラ」の著者プロフィールを読んだ時、私は岩崎さんのことを、
 
「ずっと秋元康さんの側にいて、秋元さんの力で書籍も出せてヒットしたんでしょ」
 
とひがみ根性で見ていました。
 
1968年の同じ年の成功者にジェラシー。ジェラシーを感じてる差じゃないですけど。
 
ところが、「もしドラ」を執筆当時、すでに岩崎さんは秋元さんの元を離れていました。
 
一介の会社員として、個人ブログを立ち上げ、ブログに「もしドラ」の原型となる小説を発表し
ていたのです。
 
もし、岩崎さんがブログに小説を載せていなかったら……人生は違う展開をみせていたかもしれません。
 
 

ここにもブログをやって人生を変えた人が。大逆転!一躍ベストセラー作家に!

「もしドラ」が世に出る数年前、岩崎さんは人生最大の挫折を経験していたのです。
 
しかし、その挫折こそが「もしドラ」を誕生させて、大ヒットに成長させるきっかけになったのです。
 

人生最大の挫折で知った3つの気づき

その挫折とは……
 
長年、秋元さんの側でブレーンとして働いていた岩崎さん。ある日、秋元さんから呼ばれて
 
「お前の仕事はなくなった。俺の運転手として働くか、やめるか二つに一つだ」
クリエイターとしての道が断たれた戦力外通告。
 

気づき1「人生には叶わない夢もある」

自分の人生は失敗だ。完全な敗北を認めた。能力が自分にはあると思っているのに世間に認められないのは苦しい。挑戦して敗北を認めるのはすがすがしい気持ちになった。

気づき2「面白いものを考えたり作ったりする能力はにはつくづく価値がない」

面白いものを考えたり作ったりする能力は無価値。他人に面白いと思わせたり、感じさせたりするプレゼンテーションの能力が全て。面白いを作るだけでは無意味。
作者が何を発信するかというよりも、客がどう受け取るかということに価値があった。
そして自分は無価値だ。自分は虫けらだとつくづく悟った
 

気づき3 圧倒的に覚悟がたりなかった

面白い作品を作るには、有名になる代償を支払う。金を稼いで、金を有効に使って、社会を活性化させる義務を持つ。家庭を築いて、身の回りの人を幸せにする責任を持つ。
その覚悟を持つ人の作品だけが、初めて世に受け入れられる。
 
 
 

ゼロからの再出発から学んだ「虫けらの視点」から得られた2つの気づき

「人間関係は自分を捨てれば簡単だ」

挫折を受け入れた岩崎さん、運転手からの再出発です。ここに決めたのは
「自分は無価値だ。自分は虫けらだ」
と自分に常に言い聞かすこと。
そして「自分の話を誰かにしない」
虫けらである自分の話を聞いてくれる人なんかいない。だから黙って人の話を聞く。心から関心を示して相手の話を聞く。相手を否定せずに、相手が期待する答えを言おうとも心がけた。
すると、自然と自分のまわりに人が集まるようになった。
 

「俯瞰的で平等な視点で世界を客観的に見られるようになった」

 
自分を虫けらだと思っていても、悪いことは悪いし悪い人は悪いと感じる。
虫けらの視点は、自分の主観が混ざらない「お天道様の視点」になる
 
自分の面白いを信じて、何故面白いか徹底的に掘り下げる。
ゼロになって「虫けらの視点」の悟りをを獲得した岩崎さんは、長いモラトリアムの時代を脱皮して、人間的に成長を遂げます。
 
そして、秋元さんに提出した没になった映画の企画「もしドラ」を徹底的に磨き上げていきます。
 
面白いものを見つける完成には揺るぎない自信があった岩崎さん。もしドラの中に自分が信じた「面白い」もののを当てはめていきます。
 
文体、ストーリーの形式、主人公の性別・学年……逐一これがベストだというものを考えつくす。
 
漫画原作者・鍋島雅治さんの著書運は人柄 誰もが気付いている人生好転のコツ (角川新書)で、師匠の小池一夫先生の言葉で「感じている場合じゃない考えろ」の精神を、「もしドラ」を作る過程の岩崎さんの姿勢に感じます。
 
小説をベストのものにするために徹底的に考え尽くす。
 
そして、一人の男の今までの生涯を書けた作品は世に出て。空前の大ヒット。
ビジネス書で270万部は他に類を見ない大ホームランです。
 
この1冊で「もしドラ」と著者岩崎夏海さんのさらに興味をもつようになりました。
同じ年でもあり、自分と似たような人柄、こだわり。大いに共感できました。
「虫けら」の視点、私ももちたいと思う。
 

おわりに

 
岩崎夏海さんの現在を調べると、なんと出版社の社長さんに就任していました! お祖父様が創業なさった「岩崎書店」の三代目に! 
 
「もしドラ」の著者が本当に経営者に! マネジャーじゃなくてプレジデントか。
 
しかし、縁というものはどこで結びつくか分かりませんね。
 
どう出版社をどう「マネジメント」するのか、楽しみです。




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