50才になって良さが分かったスティーブ・マックイーン主演パピオン

ま、いっかけん
スティーブ・マックイーンが亡くなった年齢50歳にしてようやくこの映画のスゴさを知りました。

スティーブ・マックイーンと言えば「大脱走」「荒野の七人」「ブリット」「華麗なる賭け」「ゲッタウェイ」わずか20年位しかない映画人生でも、ほとんどの作品が今見ても色あせない力強さです。永遠のスターとはまさしくマックイーンのことですね。

中学校の頃テレビの映画劇場で見た「パピオン」だけはちょっとピンとこなかった。
カッコいいアクションや見せ場がないぞ。

「いつものカッコいいところを見せてくれよ!」と消化不良になったのでした。

ところが今になって再見すると、おお、なんとすごい映画なんだと驚かされました。その魅力をお伝えします。

何度失敗しても脱獄に挑む執念の男「パピオン」

原作はアンリ・シャリエールの手記。実際に何度も脱獄を繰り返した「パピオン」の実話を素にして作られました。本人も監修で映画に参加。刑務所の描写が生々しいです。

マックイーン演ずる胸に蝶の入れ墨がある男「パピオン」窃盗犯なのに仲間の裏切りによって殺人の濡れ衣を着せられ終身刑に。 フランス籍を外され、地獄島と呼ばれる離れ小島の刑務所へ入れられ、強制労働をさせられます。

偽札造りの名人「ドガ」の力を借りて、看守を買収。船を買い付けて、何度も脱獄を試みるも、その度に失敗。独房に何年も入れられて地獄を見る。それでもパピオンは脱獄への執念を燃やし続けます。

かっこよさをかなぐり捨てたマックイーンが一周回ってやっぱりカッコいい

脱獄に挑んでも失敗して連れもどされたら、地獄の独房生活。食事も制限されどんどん衰弱していくパピオン。その表情が鬼気迫った迫力。

「大脱走」で見せたどんな時もカッコいいマックイーンじゃありません。脱獄にしたも肝心なところでドジを踏んでいつも連れ戻される。その度にボロボロに惨めな姿に。

それでも最後まで何度も自由を求めて生きるパピオン。

 

子供の頃は見ていられなかったけど、この歳になって見ると心が打たれます、自分の人生と重ねちゃいます。

 

ま、いっかけん
人の一生って自由を求める囚人のようなもんじゃないの?

相棒「ドガ」役のD・ホフマンの名演が光る

ホフマン演じた偽札造りの名人「ドガ」はこの映画のために作られた架空の人物。でも、この作品のおもしろさを支える重要なキャラクターです。

ドガは偽札づくりで、パイオンはひ弱なドガの用心棒がわりになってお互いを支え合います。

脱獄に対する考え方も、パピオンは終始一貫脱獄の意思を揺るがしませんが、ドガは消極的。無難に模範囚で過ごしたら、いつか出所できるという希望をもっています。

その2人の考えの対立が映画のテーマをより際立たせるんですよね。

日本の映画ですが「兵隊やくざ」の勝新太郎さんと、田村高廣さんのコンビを思い出しました。

少しだけちょっと残念なところ

パピオンが一時脱獄に成功して、逃げ隠れた島にハンセン病患者が暮らしていました。
そのメイクがちょっと稚拙でした。メイク技術がまだ発展してない時代だからいたしかたがないかと思います。

南の島に逃げるのですが、島の原住民も本当に島の住民? てな感じででした。昔は東洋人もメイクで白人が演じたりしてたそうです。これもしょうがないか。

まとめ

大人になった同年代に見てもらいたい映画マックイーン主演「パピオン」

何度も見返したくなる男の執念の物語です。

 




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