アニメと劇画の作劇術

山崎敬之さんの著「テレビアニメ魂」で、ストーリーテーリングの秘密が公開されていたのでばらしちゃいます。
Wikipediaでも紹介されてますが、自分の覚え書きの意味で――

アニメシナリオに大事なことは二つ

 魅力的なキャラクター

 起承転結

以上 なんですが

キャラクターに必要なものが葛藤・太陽・月の三点セット

 主人公には葛藤が必要

 宝島の主人公ジルは冒険がしたいだけどお母さんが心配で行きたいけどいけない。これが葛藤です。
 太陽 この葛藤を打ち破るのが太陽海賊船長シルバの存在。ジルを海の冒険と誘います。
 月 太陽に対して月の存在。主人公の行動を妨害する存在です。
 主人公と太陽と月の三角形がストーリーを転がして行くエンジンです。
  このキャラクター創造理論を知って思い出したのが
劇画原作の巨匠・日本のスタン・リー小池一夫さんのキャラクター理論です
 小池理論の場合、「まず悪から創造せよ」となります。山崎理論で言えば、月から創造せよ。ということでしょうか。
 主人公の敵から創造するのです。ユニークですね。さらに敵には欠点を。主人公には弱点を。敵は滅茶苦茶強くても人間性に欠けている。良心が欠如してたりします。
「子連れ狼」では柳生列堂。宝島ではグレイですね。
 そして主人公 主人公には弱点を。弱点というのが山崎理論では葛藤に呼応するのでしょうか。「子連れ狼」では、拝一刀「大五郎をこの手で育て上げたいが、敵も倒さないと行けないでしょうか」
 他にもキャラクターにはクセが必要とも。拝一刀だったら、乳母車を漕いでるのがクセ?個性的すぎます。後にも先にもこんな武士いないですよね。
 引き回し役。
敵と主人公をとりなす役割です。狂言回しでしょうか。山崎理論の太陽ですかね。「子連れ狼」大五郎でしょうか。太陽は夢や愛の対象・シンボルのように思います。太陽のためなら主人公は危険も葛藤も振り払って行動します。
 小池理論のように月・悪が主体だったら、ストーリーはバトル・敵討ち・対立路線になりそうです。自ずとハード路線。劇画的展開になりそう。
 山崎理論で太陽を主体でストーリーが動くと、愛や夢の実現に行動が移って、自ずと明るく楽しいアニメにぴったりのストーリーになります。
 山崎さんが製作に携わったアンパンマンなぞえると、はアンパンマン(主人公)お腹が空いた子(太陽・引き回し役)に自分の顔を食べてもらうが、バイキンマン(月・悪)と闘う時力が出なくなる(葛藤・弱点)。
 お、そう考えると小池理論も山崎理論も根っこは同じかな。
 自分の好きなアニメ・コミック・映画もこの法則で分解してみるとさらに楽しめますよ。




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