高倉健さんは究極のイメージ戦略?

高倉健さんは究極のイメージ戦略?
当然、世代なので、
「幸せの黄色いハンカチ」「野生の証明」「駅STATION」以降、ほとんどの作品を拝見し、高倉健信者ともいっていいと思う。
つまり、東映から独立後
生涯映画一筋の名優とというイメージだが、
はたして、そうなのか。
最近、疑問に思うようになった。
ああ、またいらん事を考える。我ながら嫌気がさすが――
欧米の映画一筋と言えば健さんの同年代のイーストウッドやウディ・アレンだが、高齢ながらも毎年毎年コンスタントに作品を発表している。
日本だと渥美清さんは闘病中にもかかわらず、晩年まで毎年一作づつ「男はつらいよ」に出ていた。
だが、健さんの場合六十代以降になると、極端に出演作が減ってくる。五年や七年に一回のペースになる。
なかなか思うような企画がなかったのかもしれない。
にしても、健さんクラスだったらもっとたくさん作品に出演できたはず――
健康上の問題がなければの話だが。
あきらかにイーストウッドとかの仕事ぶりとは違う
じゃ、なぜ健さんはつねに現役のイメージが保たれたのか。
それはコマーシャルだと思う。
定期的にコマーシャルに出ていた。
あきらかに晩年はコマーシャルタレントだった。(失礼)
怒る人もいるかもしれない。
コマーシャルに出ることでイメージを保ち、ホントに入れ込める作品にしか出なかった。
もう五十代で大スターの地位を確立していた。
片や同年代の石原裕次郎は52歳で亡くなったが、晩年まで「太陽にほえろ!」に出続けなければならなかった。と、言っても太陽にほえろのボスの出演場面は毎回十分程度だったし、月に1、2度にスタジオにきて捜査1係のシーンは貯め撮りだったらしい。
ほとんどは若い刑事の出番なのに、
主演はあくまで石原裕次郎。
ちなみに子供の頃私は刑事役の人たちは本当の刑事のように、毎日署に出勤していると思っていた。だから「西部警察」「太陽にほえろ!」に同時に出てる石原裕次郎は世界一忙しい人だと思っていた。これホントの話。
 あくまでも妄想に過ぎないけど、ひょっとしたら健さんは仕事が嫌いな人だったんじゃないかと――
あくまで妄想です。
 いやでいやでしょうがないけどカメラの前に立つ時だけきりっとする。でも、ちょっと仕事するとぐったりして、何年も休む。
あくまで妄想です。
 あまりに一つのがんばり過ぎてあとはグダグダ。時々仕事の時はきっちり。だったのではと思うと少し気が楽になる。
 なぜなら、あの姿を見ると今でも居住まいを正してしまう自分がいる。一瞬で、健さんに憧れと尊敬を持っていた若い頃に心が戻ってしまう。
 高倉健よ、永遠に。




スポンサードリンク




スポンサードリンク

コメントを残す