完全に行き止まりになった時は 積極的マイナス思考が効く


先日TV「プロフェッショナル仕事の流儀」で青山学院の原晋監督ご夫婦が登場していた。今シーズンの青学、ちょっと苦しんでるみたい。
 連続優勝というと「スゴい!」となるが、どんな強いチームでも永久に勝ち続けることはできない。競争の世界なので、同じように努力をしてても、結果出ないことの方が多いと思う。
「やればできる!」と言うけれど、それはある程度、目標設定が低いか競争相手が少ない勝負の場でのみ「できる」になるけど、ものすごく競走が激しい勝負の場では「やってもできない」場合がほとんどではないかと思う。
 でも本の世界では「やってもできない」「できない場合はどうするか」なんて、本のタイトルは見たことがない。まあ、だいたい著者の多くはなんらかの形で結果を出している人ばかりだからだ。
 ではこの世のほとんどの人は凡人であるのに、うまくいかなかった場合、またはたいして結果の出ないそこそこだったらどう生きたらいいのかということについて書かれている本は数えるほどしかない。
 「積極的マイナス思考のすすめ」はその数少ない本だ。成功本を真似してもほとんどの人が成功しないんだから、もっと読まれてもいいはず。と思うのだが、「成長したい成功したい」という願望をもった人が本を手にとるのでニーズがないのだろうか。

積極的マイナス思考とは

積極的プラス思考はもう何も説明いらないくらいに有名な思考法。
常に前向きにポジティブにと考えるけど「常に前向きにならないといけない」と考えつづけないといけないという縛りが逆にストレスになって、マイナスな出来事が限界に達すると一気にドーンと落ち込んでしまう危険がある

積極的マイナス思考は「うまくいかなくて当たり前」「自分はだめでいい」と絶望感や悩みを受け入れる思考法。現実のマイナス面を受け入れて、やがて積極的プラス思考に転化していく思考法。上手にあきらめて、切り替えて違う道にいける考え方。

 プラス思考が浸透した現代。スポーツ選手今までずっと上に上にレベルアップしてきた若い選手ならプラス思考を軸に生きてきたはずで、それが伸び悩み、成長がストップ、ましてや限界が見えてきても、いきなり考え方を見直せと言われてもなかなか切り替えるのは大変だろう。
 実際、著者友末亮三さんは大学教授で学生に「積極的マイナス思考」を説明しても、受け入れられない学生が受け入れられないタイプがあるようだ。積極思考が染みついて、なかなか行き詰まった現実を受け入れることができないようだ。そこで積極的マイナス思考を上手に使って、考えを切り替えることができれば、行き止まりから打破できるのだが。
 本当に心からやりたいことを頑張って、それを一生の仕事にして生きれる人は幸せだ。だが、そんな人はほんの一握りしかいない。どこかで頭を切り替える必要がある時がくる。それをいつまでもあきらめないで時間を空費するのは、もったいない、その分未来と可能性が狭まっていく。もっと、大きく自分の可能性を考えるヒントにこの本がなったらいいなと思う。




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