結構面白いと思ったはずなのに、視聴率が思ったほどでもなかった昨年の紅白。
ま、時代の流れなので仕方がないんでしょうけどね。
でも、これをやれば視聴率が回復する!
という方法を見つけてしまいました。
絶対これだけで10%はアップするね。
根拠ないけど。
はっきり言って、視聴率の低下は高齢化にあると思います。
つまり、古い歌を知っている人の年齢層が上がってしまい。
もう演歌や歌謡曲を知っている人は終わりまでもたない。9時には寝ています。
従って終わりになるにつれて大御所が出てくる。
大トリNo1の価値観を思い切ってなくしましょう。
で、大御所であればあるほど早い時間の出番にするんです。
前半の視聴率はアップしたんだとか、これは今旬の人気のアーティストが登場したから。
人気の歌手・グループのファンは夜中まで起きてます。
ジャニーズや福山雅治・桑田佳祐などはカウントダウンライブをやっているので、紅白は通過点。
なので若い人に人気のあるアーティストは後半に集中させる。
そうしたら絶対に視聴率アップ間違いなし。
でも、まてよ……
実のところ、年寄りが演歌を聴くために無理して起きているから、今の視聴率なのかもしれない。もし、演歌が早い時間に出番が終わったら、視聴率がもっと下がって、紅白完全崩壊かも。
となると、いまの順番は非常によくできているのかも知れない。
プロが考え抜いて作ってるんだからね。
しかし、自分たちが若い頃夢中になって聴いていた曲も、既に懐メロですね。
常に現役っていう風に認識されるには、福山さんとか桑田さんとかのように常に新曲をヒットさせないといけない。
並大抵のことではないなあ。
私たちの子供の頃だと、常に身近にラジオがあって、いつも最新のヒット曲が流れていた。
耳にメロディと歌詞がこびりつくようになると、必ずその歌はレコード大賞か歌唱賞をとっていた。
その年のヒット曲は、子供から年寄りまで誰でも口ずさめていた。
TBSが七時から九時までレコード大賞で、その後紅白があった。ので、今より選ばれる歌手も少なかった。
その年レコード大賞をとった歌手が必ず紅白で歌うとき、涙を流す。そこへ仲間の歌手たちが駆け寄る。
そんな光景が定番だった。
ふとラジオから流れる歌に心奪われ、世界に没入し、慰められる。
歌謡曲というものが確実にこの国にはあった。
けど、いつのまにかそんな風景は消えてしまった。
昔は日本人にとって歌というものがもっと生きる糧として、必要不可欠なものだったような気がする。もっと身体や心に密着するようなものだった気がする。
けど、今は大分遠くなったな。
原因の1つは、お笑いの進出。
バラエティー番組に昔は絶対に歌手の人がゲストで出て歌を歌っていた。
というのもクレージーキャッツやドリフターズなど。バラエティーのメインの所属事務所が元々バンドや歌手が所属する事務所で、歌の宣伝もかねていたから。
ところが、生粋のお笑い畑出身の人がテレビやラジオを席巻するようになると、今度は歌手ではなく自分の笑いの弟子・後輩を宣伝するようになるので、歌が出てくる余地がなくなった。
原因その2
音楽のジャンルが多様化して、特定の人しか歌番組を見なくなった。
ゴールデンの歌番組はミュージックステーションぐらいしか思い出さない。
古き良き時代に生まれたものに、全盛期のような視聴率を求めても、土台無理なのかも知れない。
ま、いいじゃないか。
ずっと続いていって欲しいもんだ。
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