映画「アルキメデスの大戦」を見て2つの武器を持つことを考えた

ま、いっかけん
また夏休みで息子と一緒に観てきました。菅田将暉くんは相変わらず絶好調。ドラマ、映画とヒット作連発ですね。本人の取り組む姿勢も真摯なものがあります。

映画「アルキメデスの大戦」とは?

「アルキメデスの大戦」の原作はヤングマガジンに連載中の「ドラゴン桜」の三田紀房先生の漫画です。

三田先生の作品は独自の視点で、世間の常識的な見方をひっくり返しながら、説得力ある論理で「なるほどなあ」と思わせてくれます。

「ドラゴン桜」の東大は簡単だ!! がその最たる例ですね。

本作でも米国と開戦すれば絶対に日本は滅びると信じる主人公がなぜか海軍に入って軍艦づくりに加担しますが、それがやがて日本のためになると言うコペルニクス的視点の転換が三田ロジックによって、ぐいぐい引き込まれ最後に腹落ちするという展開です。

日本の近代史もの。CGアニメ化は専売特許山崎貴監督

映画が始まる前の予告編で「ルパン三世」の初CGアニメ化されると知りました。
なんとその監督も山崎貴さんです。

直近の映画2作も立て続けに演出して、どれだけ仕事してるの! と驚くと同時に2作とも山崎監督じゃないとできない仕事だよなあと納得します。

山崎監督は「STAND BY ME ドラえもん」でも不動の人気アニメの初CGアニメ化成功させて定評があります。

また、「三丁目の夕日」シリーズや「永遠の0」など、戦中戦後などの風景が必要でCGが必要な作品、または「寄生獣」など実写化するにあたって、長年映像化不可能とされて敬遠されてきた作品を次々成功させています。

これは山崎監督がCG映像の専門集団「白組」を率いてCG技術のエキスパートであること。
と、同時に実写映画の演出もできるという2つの専門性のある仕事に精通しているからできていることだと感じました。

二つの武器を持つ男

当ブログでたびたび取り上げている岩崎夏海さんの著書「まずいラーメン屋はどこへ消えた?」では、岩崎さんが言う勝ち組負け組の格差がはっきりしている椅子取りゲーム社会の生き残り方が語られています。

紹介されている生き残るための4つの方法の1つが「隣にずれる」です。
その中で2つの特技を作ることに言及しています。

岩崎さんは20代にはエンタメ業界でストーリーテリングを学び、30代では秋元康さんのもとでイベント業に従事するうちにビジネス書を片っ端から読みました。

ストーリーテリング、ビジネス書に精通しているという2つの特技が「もしドラ」「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」に結実しました。

山崎貴監督もGGと実写に両方精通しているから、この仕事は山崎さんしかできないだろうという作品に次々恵まれています。

日本に本格SF映画から隣にずれる

ETVの「スイッチインタビュー」によると、山崎監督はデビュー当初、日本からハリウッドに負けない本格SF映画を作りたいと志して、野心作を発表して行きます。
ところが、評価は高いもののいざ劇場にかかると観客動員がそれほどでもない……
日本では土壌的に本格SFは受け入れられませんでした。

そこで、飛び込んで来た仕事が「三丁目の夕日」でした。

時代劇の風景は京都や日光に映画村があるから、そこで撮影されています。
一番その風景が残っていないのは、時代と共に次々と様変わりするついこの前まで当たり前にあった風景でした。

ここで山崎監督は本格SFから横へ1つずれて、少し前の日本の風景にもCGの技術が不可欠だと気が付きます。

本格SFにこだわって、断っていたらその後の綺羅星のような作品を私達は観ることができなかったかも知れません。

隣にずれる発想って私達にも真似できそうな気がします。

とは言え、若い人にはまだ何も特技がないぞという人もいるでしょう。
岩崎さんは著書で、若い人にはキャリア形成する時に、専門性の高いスキルと汎用性の高いスキルの2つを身につけるよう提案しています。

ま、いっかけん
我々の年代で2つのスキルを獲得した人はなかなかいないと思うんですよね。それにこの道ひとすじって人が尊ばれる価値観が根強いです。でも、人生100年時代は紆余曲折した人の方が強いかも。

今回の教訓

2つの専門性をかけあわせよう。また専門性と汎用性のあるスキルを身につけよう。




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