ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」を見て店のあり方とは?

ま、いっかけん
連続ドラマ研究家のま、いっかけんです。ドラマを通じて、これからの人間の生き方、あり方を考えてみました

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」とは?

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」は2019年の夏シーズンにTBS系列で放送されている連続ドラマです。佐々木倫子さんの同名漫画が原作です。

石原さとみさん扮するミステリー作家・黒須仮名子が自分の満足のためにだけ作ったレストラン【ロワン・ディシー】

仮名子の口車に乗せられて加入した寄せ集めスタッフが、仮名子のわがままに振り回されながら力を合わせて店をもり立てて行きます。

仮名子は気まぐれ、わがまま放題をしているだけなのに、実は的を得た行動で、最終的に解決したりします。

仮名子以外のスタッフたちは、毎回、自覚無自覚は別にして、自らの存在価値を常に揺さぶられて迷走しています。

恋もない。バトルもないドラマですが、お気軽な展開の中で仕事や社会における自分の立ち位置とは? と考えさせる面もあり、コメディの形はとっていますが、実はすごい問題提起をしているのかも?とフカヨミしてしまいます。

ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」第6話のあらすじ

ロワン・ディシーの店長堤計太郎(勝村政信)は元は全国展開する牛丼チェーン店のエース店長でした。
自らのアイデアで社長賞に3回受賞しています。
店に牛丼店時代の仲間が食事に来てくれ、「いつでももどってこい」と言われて堤は奮起します。
牛丼屋時代の情熱を取り戻し、社長賞を受賞した手法をロワン・ディシーに持ち込みます。

1.徹底的なコスト削減
堤は月に使っていいコストの上限を決め、それを超えないように徹底的に管理します。
備品の購入を抑えたり、必要以上のワインの購入を止めたりします。
しかし、ドを過ぎたコスト削減はスタッフに息苦しさを与えるばかりでした。

2.誕生日の特別メニュー
誕生日に来たお客さんには特別プレートを用意します。
最初は好評だったものの、誕生日の特典を目当てにしたお客さんばかりが目立つようになり、常連客が離脱してしまいます。

3.無限のホスピタリティ
お客さんのわがままは何でも聞く、というおもてなしの心を実践。
ところが箸を求めたり、1人用のメニューを大勢でシェアするようになったり、どんどん客のわがままがエスカレートして、店の雰囲気は荒れ、スタッフも疲弊するように……

こんなはずでは無かったと落ち込む堤。
コストを削減し、お客様サービスを徹底すれば、客も増え、売上も増え、利益も増え
ロワン・ディシーは発展できる。
スタッフも豊かになれると信じていました。

静かに堤の行動を見守っていた仮名子は、
「売上も、利益も、客もいらない」
と言いきります。
大手チェーンの発展=成功の概念が植え付けられた堤には目からウロコの言葉でした。
「つぶれない程度にやっていければいいのよ」
仮名子の言葉に目が覚めた堤は元のマイペースに戻って、店には平和が訪れました。

大型チェーン店の手法は小さな店では無理だし無駄

実は私も堤と同じような経験をしています。
15年ほど前に、主に卸業だった家業に小売業ご開始した時、小売業の運営ノウハウは全くないままの船出で、五里霧中で、片っ端から本を読んだりしていました。
あるマーケティング手法を宗教の信者のように信じ込んで、実践しては成果がなくて悩んでいました。
がむしゃらに本や偉い先生の言うことを丸呑みして、実践しては挫折、実践しては挫折を繰り返して、なんとか現在も残っている店にすることができました。
その中でロワン・ディシーの堤さんと同じく大手チェーンで成功したやり方が、小さな店では効果が無かったどころか、逆に有害である場合も多々経験しました。

3年前に立ち上げた居酒屋でも、開店当初は実家の店と同じ手法を使ったのですが、全然使えなかったどころか、
実家の店では、来てほしかった客が来た手法でありえたのに、自分の店で同じことをしても来てほしくない客を増やす方法になってしまったのです。
「この手法を使っていたら、早晩潰れちゃうな……」
他の手法を思いついたワケではなかったのですが、直感的に今までに使っていた手法を全部中断しました。
人からいいと勧められたサプリを飲んでいたたけど、体調が悪くなってやめる感じです。

とりあえず人からアドバイスされたこと、今までの経験で有効だったことをを全てやめてしまいました。

そして、どうなったかと言うと、来て欲しくない客は全く来なくなりました。

それまでに来てくれたお客さんは何もなくてもそのまま来てくれました。
集客やリピート客を増やす努力を諦めたのです。
それが良かったのか、悪かったのか、今でもわかりませんが、
それが、副業でライティングやブログをすることに繋がり、今日も生き残っています。

店のあり方、自分のあり方とは?

ロワン・ディシーには志尊淳さん扮する川合くんという店員がいます。
しっかり者の福士蒼汰さん扮する伊賀くんとは全く真逆のタイプで、スキルやる気もちょっと不足気味です。
しかし、全然やる気なしというワケではなくて、マイペースタイプ。
回りが求めるスキルとやる気とが、本人の持っているものがズレている感じです。
しかも、回りが求めているものも気が付かないし、回りの空気ももともと気にしてません。
普段は足手まといに過ぎない川合くんが、いざ一流の料理雑誌に、常識的なおもてなしにとらわれない愛されキャラの店員として大きく取り上げられ、店の人気向上に一役かいます。

今までの「こうあるべき」「こうするべき」という価値観の押し付けとは全く違うキャラクターなんですね。
訓練して作り上げたものでは、なくて裸の生まれたままの感性で生きている感じです。

遊びがそのまま仕事になっているYouTuberやブロガーさんのように、

組織の一員の中にも遊びの感性をそのまま活かす生き方が出現するかもしれません。

今回の教訓

もっと人は自由に生きるべき! 

ま、いっかけん
TBSドラマはなぜか同じシーズンで、同じテーマがリンクしている内容が多い気がします。金曜日放送の「凪のお暇」では個人としてのあり方を考える内容です。




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