
ヒロシさんの前著も感銘を受けて、今や私のバイブル的な本になっています。その本の書評も書いているので興味があったら是非読んでください。
前著はヒロシさん初のビジネス書で、弱者がどうやって一発逆転をしていくかと言う戦略が書かれていました。
しかし今回は一人で生きていくライフスタイルついて書かれています。
ヒロシさんに限っては、ずっと独身だと思っていたのに、突然の結婚会見!
しかも20才も年齢が違うとか、女優とかというのはないようです。
私達50代前後だと、実は本来は一人の方が楽という人でも、同調圧力に負けて、結婚してたり、組織の中に入っている人が多いかも知れません。
私もその一人でした。
一人でいることに罪悪感を感じてました。
人の輪の中に入れない。
入れてもらえないのって、結構集団の中では精神的なダメージになります。
中学・高校在学中の私の子供達も学校内での人間関係で磨り減しているようです。
でも、いざひとりぼっちになってみると、案外気楽なものなんです。
ひとりで生きていくを読む
第1章 人間関係は流動的なものと考える
本書の帯には「群れない、媚びない、期待しない」
まさしくその通りだなと思います。
若い頃には一緒にいたグループでも今ではすっかり疎遠になってしまいました。
最初の頃は、自分から離れていった人を薄情だとか、裏切りだとか憤っていました。
でも、どんな 人間関係でもその時の状況次第で変わってしまう。
まさしく諸行無常なのです。
それを自分で勝手に他人に期待して、その期待を裏切られると腹が立つ。
全ては 勝手に期待していた自分の責任なのです。
では、そのグループから離れてみると、意外と周りに気を使っていて、窮屈で、解放されたら、ほっとしている自分もいます。
一人旅を生きるように人生を生きるのを標榜しながら、旅の恥はかき捨てにせずに
「一期一会で出会ったどんな人にも丁寧に接する」というヒロシさんの姿勢は素敵です。
第2章 一人で生きられる場所に逃げる
第2章では、どこにも居場所を作られず、最終的に反社会的な行動を起こしてしまう人に言及していました。
そんな人は自分の居心地のいい場所に逃げると言う選択肢がなかったのかと問います。
自分の見える半径だけで、人生を決めずにもっと視野を広げて見たらとヒロシさんは提案します。
先日落語を聞きに行ったのですが、私がいつも予約する席は前列の一番端の席です。
一人しか座れないのですが、そこだけは前に座席がないので足を伸ばせるし、隣に席がないので肘が他人とぶつかることもないし、席を探して迷うこともありません。
超快適な特等席だと思うんですけど、なぜか誰も座らないんですね。
人間関係でもビジネスでもそんな席とりができたら、 最高でしょうね。
ヒロシさんは、まさにそんな席を勝ち取った人なのです。
第3章 一人で死ぬためのお金の話
ネットで成功した人の中にはホリエモンのように、お金は使ってこそまた入ってくる――
と主張し、わざと浪費をアピールするタイプの人もいます。
でも最近は、稼いでいても、ちゃんと節約するミニマリストタイプの人も出現しています。
その方が、この先が不透明な社会の中で誰でも実践できて現実的なライフスタイルだと思います。
ヒロシさんもその一人ですね。
テレビで活躍していた時は月収4000万円という超売れっ子だったのに、その分贅沢をしてしまって、ほとんどお金は残らなかったそうです。
この章ではヒロシさんの具体的な節約術が書かれていて、私も大いに参考になりました、
知らず知らずのうちにネットでお金と時間を奪われていると実感しました。
書きすぎるとネタバレになるので詳しくは書きませんが、ヒントは定額課金知らず知らずの間にお金が飛んでいってるかも。
第4章 人生がときめくひとりぼっちの暇潰し
第4章ではひとりの時間を過ごすための趣味を勧めています。
もちろんヒロシさんは【ソロキャンプ】を世に広めた本人なんで、一番にすすめていますが、【ソロキャンプ】にもある要素の
- お金がかからない
- 受け身じゃなく能動的であること
- ひとりで始めてひとりでやめれること
- グループで集まるなら同好の士
スポーツや創作など、自分で積極的に動いたりアウトプットする方が受け身の趣味より圧倒的に安くつきます。
なるほどスポーツ観戦だったら、チケット代だったり、サブスクリプションに加入したりしないといけないけど、自分がやった方が安いです。
まとめ
歴代のヒロシさんの著書と比べるとよく分かるのですが、前著以前までは、ヒロシさんの復活の糸口になった【ソロキャンプ】でさえ、ぼっちの自虐ネタのような扱いだったんですが、今ではひとりでいることが確信と自信に変わっています。
ヒロシさんのおかげでひとりぼっちは寂しくない、これでいいのだと思えるように変化してきました。
ま、後はヒロシさんのように、一人でも稼げる方法を掘り当てることだな。
いまだ模索中です。