理不尽!!地元で人気の個人飲食店が何故閉めるのか?

ま、いっかけん
最近、近所のラーメン店が気がつくと閉店していました。人気もあったのに、まだ店主も若かったのになんで?

私が3年前に店を始める前に、地元で40年愛されたラーメン店が惜しまれつつ閉店しました。
オーナーは70代でした。

野っぱらぽつんとある掘っ立て小屋からスタートして、自前の鉄筋の2階建て店舗までできました。

ところが、今回の店のオーナーはまだ30代半ばです。

「まずいラーメン屋はどこへ消えた?」中で著者の岩崎さんは、選ばれた競争に勝ったものしか生き残れない「椅子取りゲーム社会」の到来を言及しています。

岩崎さんはインターネットのぐるなびや食べログなどの口コミサイトが全国の飲食店や、全国の飲食店を利用するお客の意識を変えたといいます。
それまでは近いだけで近所の店に通っていたのに否が応でも、全ての飲食店は全国の全体評価基準の中に組み込まれるようになりました。

全国どこからでも一定の星の評価を受けるになります。となると、どうなるかと言うと本のタイトルのように「まずいラーメン屋は」まずいと評価されたらその時点で姿をけして行くと言うのです。
そう言えば、近所でも頻繁にうどん屋ラーメン屋がオープンすると、一度まずいという評価が下されると、1年、半年しないうちに閉店になっています。
例えばラーメン屋を立ち上げたら、かならず世界ラーメン連盟に加盟して、日本ランキングの下から駆け上がっていかなければなりません。

たとえるならプロボクシングの世界に近いと思います。

プロになるには一定水準の品質の技術が必要でそれが飲食店にとってはうまさです。

うまさがない飲食店はプロの基準に達していないので資格剥奪となるのです。
うまいものができたからと言って、店は続けられません。さまざまなハードルが店主に立ちはだかります。

閑古鳥が鳴くならいざしらず、お店の前は行列がよくできてました。

それなのになぜ店を閉めなければならなかったのか?
本当の事情は知るよしもありませんが、飲食店を営むはしくれとして、
昨今の飲食店事情にその原因の一端があるような気がするのです。

過酷!現代の個人店に要求されるもの

うまいが絶対最低条件。うまくなければ即廃業

飲食店こうでなければ暗黙ルール集

昔は全国どこにでも、ラーメン屋かあって、味に関しては誰もとやかく云わなかった。ながーく地元に根付いて一生食っていけたお店がたくさんありました。
ですが、今個人の飲食店にはかってない厳しいルールで社会から見られているのです。

オリジナルでなければならない。

私は子供の頃から配達に着いていき、地元の飲食店の裏を覗いてきました。

どのお店も全部が全部のメニューを手作りで作ってはいませんでした。
上手に業務用のソースやスープの缶詰を使用していました。
メニューが豊富なお店が一から全部手作りで作っていたら……
おそらく寝ている暇がありません。

適正価格でなければならない

岩崎さんはまた椅子取りゲーム社会では競争の激化が価格競争「安売り」に走ることになり、それは「経費節減」を余儀なくされ、一番にお金がかかる人件費のカットが一番に行われるといいます。
つまり企業の「ブラック化」は椅子取りゲーム社会では必然なのです。

いいモノを提供すれば原価も上がる、手間もかかる。
価格に反映したいが、世間相場というものがあり値上げすれば、たちまち客が離れていく。
価格が安いと、数を売らないと利益が出ない。
とても人を雇っている余裕なんてありません。

休まずに営業しつづけないといけない

そのラーメン屋は夫婦2人で切り盛りされていて、ラーメンのスープの仕込みと営業時間、後片付けなど、ブラックどころじゃすみません。
しかも、来る日も来る日も同じ作業を繰りかえしです。
かわってくれる人なんかいません。

それはプロ野球の先発投手が毎日全試合登板して完投するようなものです。
いくらすごい選手でもそんな使い方をされたら、あっという間に体を壊してしまうでしょう。
その店の店主は最初の「うまい」という条件は突破できたものの、同じものを毎日提供する中で、限界が来てしまったのでしょう。

暇なら地獄忙しくても地獄

客の厳しい目に耐えて、個人の飲食店が生き残って行くには
あまにも過酷な時代になっていました。

暇なら地獄。
即閉店。
忙しくてもなお地獄。
体を壊すか? 心を壊すか?
私は心の方を壊してしまいました。

ではなぜ、そのラーメン屋さんよりもはるかにしょぼい私の店「ま、いっか」がいまだつぶれていないのかはこの記事を読んでください。

個人経営の今後

なら、昔のように雇用されて安定した仕事についた方がいいのか? 
と言うと少し違う気がします。

大会社でも大型リストラをして人員削減している今、正社員になるのは狭き門でそれこそ椅子取りゲームのから弾き出されそうです。
社内で出来ない仕事はどんどん、私も今利用している「ランサーズ」や「クラウドワークス」などに外注されて、必然個人自営業の数が増えていくのではないかと思っています。

しかも個人がモノを売り買いしたり、人を雇ったり、場所を借りたりするのはリスクが高くなります。
これからの個人事業者は自分の技術のみを使って働いた方が主流なのではないかと思います。

そのうちまずいラーメン屋どころか個人飲食店自体が無くなってしまうかも……

ま、いっかけん
「まずいラーメン屋はどこへ消えた?」は椅子取りゲーム社会を生き残る4つの方法に言及しています。きっとこれからの時代を生き抜くヒントがここにあります。是非ご一読を




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