空海ーKU-KAI-美しき王妃の謎

無事中学卒業そして志望校にも合格して一安心の息子と講演会に行った夢枕獏先生の原作の「空海-ku-kai-美しき王妃の謎」を見ました。

さすがに息子と僕は趣味が合うのか。

前から気になっていたようですな。

夢枕獏先生の講演会のレポはこちら

空海 -KU-KA-I の公開間近 原作者 夢枕獏先生の講演会に行った

2018.01.17

空海の伝記映画じゃないよ

日本に密教を伝来した若き僧侶の物語――ではなくて、

空海が中国の大詩人白楽天とコンビを組んで国家を呪う化猫と対決していくうちに、

三十年前の歴史的事件の真相が浮き彫りになっていくという展開。

最初はおどろしいおどろしい化猫退治だと思いきや、

三十年前の事件の真相があきらかになるうちに化猫の悲劇のドラマがあきらかに――。

なかなか入り組んだ設定で、

しかも過去の真相が三十年前の楊貴妃事件なのでこれを整理するのはかなり大変だったでしょうけど、

短く2時間ちょっとのドラマに凝縮して見せてくれます。

中国側のキャストは中国でも大スターばかりらしいのですが、

ちょっと分からなかった(無知でスミマセン)

でも、いずれも日本語吹き替えで高橋一生さんや吉田羊さんが声をあてています。

日本人キャストでも、阿部寛さんが阿倍仲麻呂(先祖?)出演陣が豪華でした。

夢枕先生が講演で話してらした空海が修行したお寺は後半にちょっと出てきただけ。

にもかかわらずCGで処理できそうなのに、

実物大のセットを作って観光地や映画村にするなんて、

やはり中国はスケールが違うなあ。

相棒キャラの変更に中国らしさを見た

原作を読んでいないのですが、原作では空海の相棒は日本人だったそうです。

今回は監督チェン・カイコーの意向で、詩人の白楽天に変更。

見事に日中の俳優の共演と文化のぶつかりあいになって面白さがアップしました。

夢枕先生の講演会でも話されてましたが、

中国人は酒が入るとカラオケではなく筆をとりだして、詩を書くのだそうです。

当然漢字の詩なので漢詩です。詩人を尊ぶ文化をうかがい知れるエピソードです。

江戸時代ではまだ俳句や短歌を読むという風流が残っていたようですが、

今の日本人にはなかなか遠くなっていきました。

熱演! 空海役の染谷将太さん。

染谷さんの主演作では「寄生獣」での2部作が一番有名なのでしょうが、

わたしにとっては「みんなエスパーだよ!」が一番印象に残っています。

というよりも女優陣のパンチラが目に焼き付いてます。ゴメン!

「弱さも熱さもさらけだす青春のエネルギー爆発」的な熱い演技が印象的な染谷さんですが、

今回は沈着冷静なクールな役です。

役者さんてなんでもできるんだんあと感心しました。

大作の主演、中国の巨匠の監督、

中国との合作、言葉の壁。いろんな意味で大変だったでしょうが、

また一段階段を上がった感じ、さらなる成長がたのしみです。




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