
「私、失敗しないので……」と人気ドラマのヒロインの決め台詞ですが、挑戦には失敗がつきものです。失敗を乗り越えていくことの方が大事です……。
逆に失敗することが怖くて、挑戦しないことの方がリスクです。
でも、最近は少子化のせいか、回りから大事にお膳立てしてもらって育ててもらっている人が多いようです。人のふりみて我がふりなおせで、反面教師たちのエンタメを集めました。
ドラマ「俺の話は長い」
こだわりのコーヒー専門店を出したものも1年もしないうちに潰れ、以降6年間ニートとして実家で暮らす満。
まわりから、働くようにせっつかれても、お得意のヘリクツとちょっとしたバイトと小遣いをやりくりする能力で生き延びている。
その小器用さが余計にニートをこじらせる要因になってます。
でも、一度挑戦して失敗しているので、一応、他の言うだけで何もしない人よりはましですが……それにしても燻り過ぎだろうという感じです。
映画「ばしゃ馬さんとビッグマウス」
2013年の映画です。
関ジャニ∞の安田章大さんが口だけ達者で人の作品をボロカスにけなすのに一度も作品を仕上げたことのないビックマウスのシナリオライター志望の若者を演じていました。
片やばしゃ馬さん役の麻生久美子さんは、一生懸命何度も作品を書くのですが、夢が実らない設定でした。
才能のあるなしが、成功を左右する世界だと、努力しても実らなかったり、逆に1作書いただけでデビューなんて人もいるので、わかりません。
でも、間違いなく言えるのは作品を作らない限り、失敗さえもできません。
失敗さえしなければ、可能性∞なのでいつまでも大口叩いていられます。
マンガ「描かないマンガ家」
主人公は、まわりの仲間が失敗を繰り返しているのを笑ってみています。
自分は「自称マンガ家」なので、描かない限りずっと最高のマンガ家でいられるワケです。
無様な姿をさらしながらも次第に少しづつ成果を出していく仲間の中で取り残されていきます。
幻想の肥大化した自分を脱ぎ捨て、やっと本当の自分の姿を見た時、主人公に変化が……
連載マンガの性質上、やっぱり失敗成功はともかく最後にはチャレンジするようになります。
マンガ「俺はまだ本気だしてないだけ」
堤真一さん主演で映画にもなりました。
こちらは「描かないマンガ家」とは真逆で、中年になって漫画家になろうと一念発起!
アルバイトをしながら、夜中にマンガを執筆。
最初は子供の落書きのようなものしか書けませんが、最終的には本当にプロになってしまいます。
最初はみんなに馬鹿にされていますが、最後には結果を出すところがすごいです。
しかし、本当に本気出してしまったら、元々のクズキャラの立ち位置自体が崩壊してしまうので、身も蓋もないですけどね。
下記の記事でも、漫画サイトの紹介がされていますよ。
・【最新版】dropbooks(ドロップブックス)が閉鎖。代替サービスを紹介!
まとめ
やはりエンタメはストーリーの展開があるので、最終的には挑戦する方向になりますね。
しかし、キャラとしてはいつまでもクズでいて欲しいというのが見ている側の願いです。「こいつよりはましか」と安心したいんでしょう。
なので、ドラマ「俺の話は長い」の満にはいつまでもニートでいてもらいたいと思います。