ま、いっかけんです。

石橋を叩いても渡らない主義でした。
でも、うっかり誰もがやっとことのない素材とメニューで飲食店をはじめてしまいました。
前例がない。うまくいくかどうかわからない。
失敗しない方法をあれこれ考えてもやっぱり不安が消えない。
そんな時、岡本太郎さんの本はチャレンジしない言い訳をことごとく潰してくれます。
もう挑戦するしか道がないぞ! と奮い立たせ鼓舞してくれるんです。
また逆境にあって落ち込んでも、
「ヨッシャー、いっちょうやったろうかい」
立ち直るきっかけを与えてくれます。
ただし、うまくいくやり方とか失敗や危険を回避する方法を教えてはくれません。むしろ逆なんです。
失敗や逆境にぶつかっていって楽しめ! とけしかけます。
岡本太郎さんの言葉は耳ざわりのいい言葉を求めている人にとっては劇薬になるかもしれません。
だけど挑戦したい人、いま挑戦の最中でもがいている人にとっては必ず力になる言葉になります。
普段の私の弱気な時の心の中と岡本太郎さんの本からの抜粋の問答集のような形にまとめてみました。
失敗の恐れ・不安。決断の迷い

夢に挑戦したいけど、怖いんです。失敗して生活できないかもしれません

もちろん怖い。だが、そのときに決意するのだ。よし、駄目になってやろう。そうすると、もりもりっと力がわいてくる。 食えなけりゃ食えなくても、と覚悟すればいいんだ。それが第一歩だ。その方が面白い。

とは言っても迷うんです。危険じゃないですか、第一

危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。ほんとはそっちに進みたいんだ。 だから、そっちに進むべきだ。ぼくはいつでも、あれかこれかという場合、これは自分にとってマイナスだな、危険だなと思う方を選ぶことにしている。
才能や実力。自信と情熱。

でも、太郎さんは才能や実力があったから結果出せたでしょうけど。私は太郎さんのような才能も実力もないんですよ

画家にしても才能があるから絵を描いているんだろうとか、情熱があるから行動できるんだとか人は言うが、そうじゃない。 逆だ。何かをやろうと決意するから意志もエネルギーもふき出してくる。 何も行動しないでいては意志なんてものありゃしない。

よくそんなに自信がありますね。私には自信のかけらもないんです

だが、ぼくは自信があるとは思っていない。 自信なんてものは、どうでもいいじゃないか。そんなもので行動したら、ロクなことはないと思う。 ただ僕はありのままの自分を貫くしかないと覚悟を決めている。それは己自身をこそ最大の敵として、容赦なく闘いつづけることなんだ。

結果も出てないのに踏み出せません。私は人一倍気が弱いんですって

自分は気が弱い、怒れない人間だと、むしろ腹を決めてしまうほうが、ゆったりして、人からその存在が逆に重く見えてくるかもしれない。 もっと極端なことを言えば、強くならなくていいんだと思って、ありのままの姿勢を貫いていけば、それが強さになると思う。 静かな人間でそのまま押し通すことが、逆に認められるし、信用されるということは十分あり得る。
性格のコンプレックス

人付き合いが上手な人がうらやましい。内向的で人付き合いが苦手なんですよ

内向的であることは決して悪いことではない。そう思い込んでこだわっているから暗くなり、余計、内向的にしているんじゃないだろうか。内向的ということをマイナスと考えたり、恥じちゃいけない。
制約と行き詰まり

世の中の制約が多すぎてうまくいきません。すぐに行き詰まってしまいます。

行きづまりをきりひらくには、ぼくのように、行きづまりに追われたら逃げないで、むしろ自分自身を行きづまりに突っ込んでいく。 強烈に行きづまった自分に闘いを挑んでいくことだ。行きづまりをこえ、うれしく展開させてゆくんだ。

あかん、この人どこまでも爆発のひとだ!
引用=岡本太郎著「自分の中に毒を持て」「自分の運命に楯を突け」
まとめ
いかかかでしたか岡本太郎さんの魂からほとばしるような熱い言葉。
いわゆるポジティブシンキングでもないネガティブでもない。数多く本を読んでますが古今東西岡本太郎さん独自の哲学です。
目の前のことに一瞬一瞬全身全霊撃ち込んでいく精神。
独立を決断する後押しもしてもらいました。それだけ力のある言葉なので読む覚悟も必要かも。
読むたびに気持ちが奮い立たせられます。
是非、読んでみてください。