ありがとうスーパー!ドラマクラシック 「謎の円盤UFO」の魅力

ま、いっかけん
 なんということでしょう。楽しんでいたスーパー!ドラマクラシックが2019年2月末でサービス終了なんて!(既に新規加入できません。) 明日からどうやって生きていけばいいんでしょう。ま、他にも楽しみがいっぱいあるけどね…ちょっと、寂しい

ああ、幻のセクシーコスチューム

スチール写真や本の表紙出てくる女性クルーのコスチュームはセクシーでドキッとします。製作者のジェリー・アンダーソンの当時の奥さん・シルビアはファッションセンスも抜群で衣装デザインも担当していました。

「謎の円盤UFO」の第1作の監督は他ならぬジェリー・アンダーソンでした。セクシーな女性のコスチュームの全身が映って、これを毎回期待見れるのか! と思って当時の青少年もかっての青少年もときめきます。が、第2話からは、女性クルーが移る時は引きの画面か、首から上のアップ。ついぞ最終回まで全身を見ることはできませんでした。

セクシーなんだけどほんのチラリズムなんですよ! 残念。


ああ、幻の宇宙人

SHADOは地球を狙う宇宙人を迎え撃つために結成された秘密組織ですが、UFOは姿を現すものの、実際に中に入っている宇宙人が登場するのはごくわずか、精神感応を使って、地球人の人格を乗っ取り、間接的に地球を攻撃するんですね。

設定によると宇宙人たちは地球上で命を保てる体じゃないので、地球に侵入する時は地球人の体を移植して外科手術しないといけないのです。

ウルトラシリーズのようになんとか星人とかが登場しないんですよ。
だから明確な敵が分からないまま、見えない敵を相手にしないといけないモヤモヤ感が全編を漂っています。

それはまるで当ブログでも紹介したスーパー!ドラマクラッシクのコンテンツでもあった「プリズナーNO.6」の世界観に通じる閉塞感なんです。 実際に 「プリズナーNO.6」の監督も参加してます。いかにもイギリス的な作風ですね。


「エヴァ」「シン・ゴジラ」の庵野監督も大いに影響を受けた!

名著「謎の円盤UFO完全資料集成」(スーパー!ドラマクラシックのプレゼントでもらった! ありがとう!)の帯には
庵野秀明監督がコメントをしています。

本放送時に出会い、観てなかったら、『エヴァンゲリオン』は全く違う形の作品になっていたと思います。

謎の円盤UFO完全資料集成・帯より

庵野作品に登場する使徒にしても「シン・ゴジラ」にしても、突如現れては、なぜ出現するのか実態は謎のままどんどん人間の生活を脅かして活きます。ドラマの中心になるのはその怪物に挑む人間たちです。

まさにUFOと対峙するストレイカー大佐とSHADOのメンバーたちと同じフォーマットですね。

さすが本放送の時に裏番組の「8時だよ!全員集合」を観ていた人間とは一味ちがうのです。


時代を感じさせるストレイカー大佐の個性

主人公のチームリーダのストレイカー大佐はクールで硬質な魅力です。日本で言うと田宮二郎さんや天知茂さんのようなニヒルなキャラクターです。ストレイカー大佐は任務を大事にするあまり家族を犠牲に、奥さんと離婚。一人息子の死にも任務第一のために立ち会えませんでした。

今では総スカンになってしまうようなキャラですが、昔はこれが当たり前だったんですよね。

人形から人間にグレードアップするとシビアな人間ドラマを中心に描かれます。

神エピソード「スカイダイバー危機一髪」

やはりジェリー・アンダーソン作品のお家芸は絶体絶命からの脱出劇です。第1作の「スーパーカー」から「サンダーバード」までの人形とメカとモンタージュの積み重ねだけで、あの表現だけで危機一髪のドキドキ感を演出します。

で、人形から人間になったらどうなるのか? が如実に分かるのが本エピソードです。

SHADOの潜水艦スカイダイバーがUFOの攻撃を受けて、穴が開いて沈没の危機に――乗組員を先に脱出させて最後まで残るストレイカーの男意気。しびれます。そして、最初に脱出する女性隊員のニナ・バレーが密室で一人で恐怖にかられる演技やっぱり人間の演技は素晴らしい。そしてちょっとボロボロになったコスチュームが妙に色っぽいぞ! 


やっぱりかっこいいメカの魅力

回転しながら飛んでくる怪しい緑色の光を放つUFOよりも、宇宙人を迎え撃つ、メカがやっぱり真骨頂ですね。特に日本バージョンでは何故かメカが出動するときには、サンダーバードマーチが流れます。反則ですがいやがおうでもワクワクがまします。特に爆破のシーンが素晴らしい。この8年後に公開されるスターウォーズの爆破シーンと全然遜色ありません。

この作品に関しては早すぎたとしか言いようの無い不幸な扱いです。

人形劇から人間へ――よりハードな世界観に

敵は宇宙人なのですが、ほとんど姿を現わさず、問題は人間社会に降り掛かってきます。本当にリアルな現実社会の中に宇宙人が突然入り込んで来ます。

宇宙人が謎の光線を使って人間たちを洗脳するのですが、洗脳に巻き込まれた本人も家族もほとんどが悲惨な結末に――
この年代の作品らしいハードな展開に心が寒々……しながらも、ああ今の平和な自分にホッとするのでした。

謎の円盤UFOは永遠だ!

スーパー!ドラマ クラッシックは終了しますが、ジェリー・アンダーソンやドラマクラッシックに取り上げたコンテンツは永遠です。これからも愛し続けますよ!




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