自費出版研究家のま、いっかけんです。
中学校の同窓会があり、同級生の1人は大学の先生になっていました。
偉くなる人は偉くなりますなあ。
しかも、本まで出版してました。
生涯の1冊の本を出せるだけでも凄いと思います。
しかも商業出版です。
【商業出版】とは【自費出版】とは真逆で出版社から依頼されて本を出すことです。
まあ、普通に本屋さんで並んでいる本ですね。
一般人で作家さんに憧れている人の夢が生涯に一冊でもいいから本を出すことです。
人生100年時代。
ゆとりの時間がいっぱいできて、自費出版をしたいというニーズも今後も増えていくことでしょう。
でも自費出版を考えるためにちょっと待ってください。
本当にあなたの夢は本を出すということでしょうか?
本当は自分の文章を誰かに読んでもらいたいだけじゃないですか?
自分の書いた文章をひとまとめにしたいだけじゃないですか?
現代なら自己表現の方法なら他にもいっぱいあります。
その方法は後でご紹介するとして、自費出版にはデメリットがたくさんあります。
◎目次
1冊の本を自費出版するデメリット
自費出版のデメリットその1・費用がかかる
当然ながら自分で費用を出して、本を出すのだから費用がかかります。
昔なら、「もう残りすくない人生だから、生涯に一冊の思い出つくりましょうという」選択肢もあったかもしれません。
でも今や人生100年時代です。
逆にいつまで生きるのか分からないので、蓄えはあった方がいいに決まってます。
納得できる投資や消費だったらいいですが、本を出すのはおすすめしません。
自費出版のデメリットその2・場所をとる
本というのは場所をとります。1冊のスペース・重量はたいしたことなくても散りも積もれば山となります。
自費出版しても1冊2冊印刷するだけではすみません。
出版社でも印刷屋さんでも最低ロットは発注しないといけないのです。
相当な人脈でもないかぎり、作った本をみんなに配り切ることは難しいです。
自費出版を2,3回した人が知人にいて、その方はベッドがわりに積み重なった自分が自費出版した本の上で寝ているそうです。
自費出版のデメリットその3・自己満足の本はある意味テロである
私は昔から小説家志望で、文芸同好会に所属していたことがありました。
そこで、時々お仲間から自費出版した本をいただくことがあったのですが、はっきり言って、自分が読みたい本で無ければ、本をプレゼントされれるのは相当迷惑です。
それが有名な作家であればブックオフに持って行けばいくらかになるかもしれませんが、無名の自費出版の本では突き返されてしまいます。
捨てるワケにもいかず処理に困ってしまうというのが、現実ですね。
じゃ、自費出版志望の人は代わりにどうすればいいの?
という疑問が残りますが、やっぱり手前味噌ですが私はブログを開設することをおススメします。
無料でも、有料でもいいんです。ブログをおススメするその理由を説明します。
自費出版を考えている人へブログを勧める理由
ブログのメリット1 今すぐ開設できる
ブログは無料のものなら、今すぐ始められます。
独自ドメインを取得して、サーバーをレンタルして、ワードプレスに登録するのもその気になれば1日で開設できます。
自費出版は散々、出版するかどうか迷って、そして自費出版をすることを決意しても、業者選び、また本になるまでがすごい時間がかかり大変です。
その上、いざ本にしてみても、他人からどう評価されるかわかりません。
しかし、ブログは書いたらすぐ、人の目に触れるので反応がすぐ分かります。
その反応によって書き足したり、直したり、消したり、すぐできます。
メリット2・小さな意見・情報でもいい
本屋さんに置いてある本だったら、著名な作家さんや、権威のある人、あるいは特別な専門知識を持った人。
そんな人の本じゃなければ、けして誰もお金を出して買ってくれることはないでしょう。
でも、ネットのいいところも悪いところも、名もなき小さな声が集まることだと思います。
少数派かもしれませんが、あなたの意見、あなたの情報が誰かの役に立ったり、あなたの文章が人を元気づけたり、癒やされたりするかも……
もちろん、その逆もあるかもしれませんが……
出版される本はいくつもの見えないハードルを乗り越えて本屋さんに並んでいます。
しかし、そのハードルを乗り越えられなかった言葉や情報にこそ、もしかしたらお宝が埋もれているかもしれません。
だから、人がどう思うなんか気にせずに、バンバン発表した方がいいと思います。
他人の評価はそれからでいいんです。
小さな実験・チャレンジが無数にできるのがブログのよさですね。
メリット3・次第でずっと公開できる。消えずに残る。
1冊の本はポイと捨てればそれでおしまいですが、ブログは僅かな費用で運用すればずっと残すことができます。
本を出版したら、それでおしまい。
ブログはずっと公開しつづけることができるのです。
ひょっとしたらこれからはお墓も実体で残すよりもブログやデジタルコンテンツとして残す人の方が多いかも……
お墓や遺品を管理するように、ネット上のコンテンツを管理する仕事が出てくるでしょう。
「derete」っていうテレビドラマもありましたね。
メリット4・その気になれば金にもなる
これは下世話な話になってしまいますが、ブログにGoogle AdSenseやアフィリエイトの広告を貼りつけていると収益にもなっていきます。
あなたが亡くなっても場合によっては収益があがって、残された家族が助かっちゃうかも。
本当にあなたの書いた文章が財産になるんですよ。
メリット5・読む人の負担にならない
自費出版のデメリットでも書きましたが、読まない本を貰っても迷惑なんですよね。
ブログは紹介しても物理的にスペースとらないし、一記事読んだとしても精々数千字です。読んでもつまらなけりゃ消せばいいだけなので、読む人の負担にもなりません。
ここで自費出版のメリット自費出版で後世に名を残したひとも……
私の個人的意見ばかりで、自費出版のデメリットとブログのメリットばかりを語りましたがそれでは、不平等なので、自費出版のメリットをひとつ……
実際に自費出版で本を出しその後、ビッグネームになったレジェントたちがいるのだから、やっぱり自費出版→そのあと話題になって、商業出版→またたくまにメガヒットに!
って図式が目に浮かんでしまいますわな。
こうして、自費出版をして作家に!という夢を描く人が後を絶たないのでしょうね。
自費出版レジェンドその1 宮沢賢治!
あの詩人宮沢賢治も自費出版でした。詩集「春と修羅」を千部造りましたが全く売れませんでした。
続いて学校の後輩が「注文の多い料理店」を千部造ってくれましたが、そちらも当初は全く売れなかったそうです。
あの賢治の作品も最初は全く評価されなかった。
だから、まだ希望はあるぞ。
自費出版レジェンドその2 内田康夫!
浅見光彦シリーズで知られるミステリー作家の内田康夫さんも、最初は自費出版でした。
ミステリー新人賞の最終候補に残りながら落選した作品を出版。
そしたら、原稿執筆依頼が来て、あれよあれよという間に人気作家に! もとは会社経営をされていましが、専業作家になります。
その後、新人賞の選考から漏れた人が次々と自費出版をするように……しかし、そこから人気作家が生まれたという話は聞きません。
自費出版レジェンドその3 山田悠介!
山田悠介さんは、ほぼ引きこもり状態で、小説ばかりを書いていた
そうです。
それを見かねた両親が息子の小説の自費出版の費用を出します。
それが、映画やアニメやゲームなどの複数メディアで展開する大ヒットシリーズにーー
世の中分からないもんですね。
まとめ
最後に、自費出版でのちに大成功した人ばかりを取り上げてしまって、説得力がなくてグダグダの記事になってしまいましたが、
結論を言うと自費出版は死屍累々です。
ブログ書いとけって話ですね。
後、「小説家になろう」「カクヨム」などの投稿サイトに発表するのもありだと思います。
最近のコメント